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N. Hiro

時が経つのは早いもので

大阪工業大学に異動してきて半年が過ぎました.新型コロナの影響で,いろんなお世話になった関係各所へのご挨拶もいけずあっというまに半年が過ぎ去ってしまったという印象です.任期付きのポスドクとか助教時代によく見た光景は3月や9月の応用物理学会などの学会発表の会場で,


「この3月で○▲大を退職して,4月からは〇●大に移るんです」

とか

「実は,4月に〇■大に移ったんです.」

「ああ,それで,3月の学会で見かけなかったんだ.なるほど大変でしょ?」


のようなやり取りが繰り広げられ,新しい名刺をばらまくことになるんですが,このご時世ではどうしようもなく,さりとてメールでそっけなく「異動しましたよ.」なんて,何とも味気ない.うじうじとしているうちに時は過ぎ,気が付けばもう半年.できる限り直接会った際に,ご挨拶を!と思っているんですが,なんともペースがつかめません.


そもそも,前職でも名刺を結構な枚数を作ったてんですが,最後の一年間では,同じくコロナで名刺交換の機会もほとんどなく,消費したのも数枚だったので,ほとんど無駄になってしまいました.

前職では,質問に来た学生が

「先生の名刺もらえませんか?」

と言ってきたので

「なんでやねん.名刺ってのは,連絡先を交換するとかそういう用途で交換するもので,きみはぼくの居室も電話もメールアドレスも知ってるだろう?」

って言ったところ

「いえ,質問に行った回数だけ名刺を集めて励みにしてるんで」

といっていた.特にほかに配る予定もなかったので,最後の数か月は彼には質問に来るたびに名刺をあげていた.それでも,焼け石に水で,かなりの枚数余ってしまった.


異動後,とりあえず10枚だけプリントアウトして作った名刺がまだ全然減っていない.そんな状況で半年も経ってしまったという感じ.緊急事態宣言も開けたので,感染防止に勤めながら名刺交換したいと思ってますけど,どうなるんでしょうか?

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